【2026年版】事業承継の支援策まとめ|税制・金融支援・補助金を分かりやすく解説

この記事の結論

実施主体 国(中小企業庁)・事業承継・引継ぎ支援センター(全国47都道府県)
対象 後継者への引き継ぎを検討する中小企業・小規模事業者
主な支援 税制支援・金融支援・事業承継M&A補助金(最大2,000万円)・無料相談
資金使途 設備投資、M&A専門家費用、廃業関連費用など
申請時期 制度により異なる(補助金は年数回の公募制、税制・相談は随時)

※内容は2026年7月時点の公開情報に基づく要約です。公募回・要件・上限額は改定されることがあるため、申請前に必ず公式サイトでご確認ください。

「後継者がいない」「税金が心配で承継に踏み切れない」——事業承継の悩みは経営者ごとに違いますが、国はこれを最重要課題と位置づけ、税制・金融・補助金・相談窓口まで幅広い支援策を用意しています。この記事では、何から見ればいいか迷わないよう、代表的な支援策を整理してご紹介します。

事業承継で使える支援策の全体像

中小企業の事業承継は大きく「親族内承継」「従業員承継」「M&A(社外への承継)」の3パターンに分かれます。どのパターンでも共通して使える支援策と、パターンごとに使いやすい支援策があります。

  • 経営承継円滑化法による税制・金融支援(親族内・従業員承継向け)
  • 事業承継・M&A補助金(すべてのパターンで活用可)
  • 事業承継・引継ぎ支援センターでの無料相談(すべてのパターンで活用可)

経営承継円滑化法による3つの支援

「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」に基づき、以下の3つの支援を受けられます。

支援内容 概要
税制支援(事業承継税制) 非上場株式の承継にかかる贈与税・相続税の負担を実質ゼロにする特例措置
金融支援 株式の買い取りや相続税の支払いなど、承継時に必要な資金への融資・信用保証
遺留分に関する民法特例 後継者が推定相続人との間で遺留分に関する合意をできる制度

事業承継税制(特例措置)は、令和9年9月30日までの適用期限が設けられているため、活用を検討する場合は早めの準備が必要です。

事業承継・M&A補助金でできること

承継を機に新しい取り組みを行う場合、事業承継・M&A補助金が活用できます。2026年の公募では、目的別に複数の枠が用意されています。

対象 補助上限額
事業承継促進枠 親族・従業員への承継時の新たな設備投資 最大1,000万円(賃上げ要件達成時)
専門家活用枠 M&Aの仲介手数料・アドバイザー費用 最大2,000万円
廃業・再チャレンジ枠 承継やM&Aに伴う廃業費用 150万円(他枠と併用申請で加算可)

補助率は1/2〜2/3(小規模事業者や営業利益率が低下している事業者は2/3)です。公募は年に複数回実施されており、直近の公募スケジュールは公式サイトで確認できます。

申請・相談の流れ(4ステップ)

  1. 事業承継・引継ぎ支援センターに相談する 全国47都道府県にあり、相談対応や事業承継計画の策定、M&Aのマッチング支援を原則無料で受けられます。
  2. 承継パターンを整理する 親族内・従業員・M&Aのどれに近いかで、使うべき支援策の優先順位が変わります。
  3. 税制・金融支援の認定を検討する 経営承継円滑化法に基づく認定が必要な支援は、都道府県への申請が前提になります。
  4. 該当する枠で補助金に申請する 事業承継・M&A補助金は公募期間が限られるため、GビズIDの取得など準備は早めに進めます。

利用する上でのポイント

  • 事業承継対策は「まだ先でいい」と後回しにされがちですが、経営者の年齢が上がるほど選択肢は狭まっていきます
  • 後継者不在率は約53%(2024年時点)とされ、M&Aによる社外への承継も現実的な選択肢として広がっています
  • 事業承継・M&A補助金は事前着手が原則禁止のため、契約や発注のタイミングには注意が必要です
  • まずは無料の事業承継・引継ぎ支援センターやよろず支援拠点に相談し、自社に合う支援策を絞り込むのが近道です

よくある質問

Q. 後継者がまだ決まっていなくても相談できますか?

A. できます。事業承継・引継ぎ支援センターでは、後継者不在の事業者に向けたM&Aのマッチング支援も行っています。

Q. 個人事業主でも支援は受けられますか?

A. 制度により異なります。事業承継・M&A補助金は中小企業・小規模事業者が対象で、個人事業主の事業承継も対象に含まれるケースがあります。詳細は公募要領でご確認ください。

Q. 税制支援と補助金は併用できますか?

A. 制度の目的が異なるため、条件を満たせば併用を検討できます。個別の可否は税理士や事業承継・引継ぎ支援センターへの相談をおすすめします。

「うちはどの支援策が使える?」からご相談ください

事業承継の進め方や、補助金の活用についてもご相談いただけます。ホームページ制作とあわせたご相談も承っています。

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